諫早の眼鏡橋は、草を取りながら石組みを守ります。

写真:sk01 / 諫早公園の諫早眼鏡橋とくじら橋その2 - panoramio.jpg / CC BY-SA 3.0 / 原典。1280px以内のJPEGへ縮小。EXIF、XMP、GPSを除去。色調変更・追加トリミング・文字の焼き込みなし。
石でできた橋も、建てたまま残せるわけではありません。諫早市は、公園内の眼鏡橋で、2026年11月初旬から12月初旬に大規模な除草作業を行うと発表しました。期間中は足場を設け、橋への立ち入りを止める予定です。二つのアーチが並ぶこの橋は、もともと本明川に架かっていたもの。水害後の河川改修に伴い、公園へ移されました。場所を変えて残した石の橋を、今度は草を取り、状態を見ながら守る。文化財を続けるための作業が、この秋も予定されています。
川から公園へ、移して残した橋
長崎県の文化財データベースによると、諫早の眼鏡橋は1838年に着工し、翌1839年に完成しました。階段状の橋面を持つ石造りの二連アーチ橋で、長さは約50メートル、幅は約5.5メートルです。
市の説明では、1957年の諫早大水害の後、河川を広げる工事に伴い、1961年に現在の諫早公園へ移設されました。移設に際しては、石材のずれを防ぐ鉄や、補強のための鉄など、石組みの中の技術も確かめられたと県は紹介しています。
石の表面へ、手をかける
諫早市が9月16日に更新した案内は、今回の除草作業を、文化財建造物の保存再生を見る機会としても紹介しています。11月22日には、市民を対象に、アーチを支える石組みを間近で見る見学会を予定しています。一般の自由な立ち入りを認めるという意味ではありません。
作業中は足場などで橋の全体が見えなくなり、安全のため立ち入り禁止となる予定です。石を積んだ昔の技術を見るには、その技術を今の状態で残すための手入れも必要になります。
元記事・発表
もう一つ、世界の話を。
水の動きと、人の工夫をたどります。