鳴門の渦潮は、速さの違う海水が出会う場所。

出来事:2026年10月26日の満月をきっかけに、潮の満ち引きと渦潮のしくみを解説 | 徳島県鳴門市・兵庫県南あわじ市
掲載・出典確認:2026年10月26日 | 海のしくみ

鳴門海峡の水面に現れた渦潮
2017-06-09 11:59:10鳴門海峡の渦潮。2017年6月9日の写真で、今日の海の状態ではありません。
写真:Suicasmo / Naruto_whirlpools_20170609-3.jpg / CC BY-SA 4.0 / 原典。1280px以内のJPEGへ縮小。EXIF、XMP、GPSを除去。色調変更・追加トリミング・文字の焼き込みなし。

海の表面に、白い輪を描く大きな渦。徳島県と淡路島のあいだにある鳴門海峡では、潮の流れがあの渦潮をつくります。海底に大きな穴が開いているのではなく、速く流れる海水と、周りのゆっくりした海水が接することで、水が回り始めるのです。

国立天文台の暦では、10月26日は満月。満月や新月のころは、潮の干満差が大きくなる「大潮」の時期に当たります。空にある月と、海で回る水。その間には、潮の満ち引きと、海峡ならではの地形が関わっています。

狭く、深い海峡を潮が通る

本州四国連絡高速道路の解説によると、鳴門海峡の幅は最も狭い所で約1.3キロ。海底は中央が深く、岸に近い所は浅くなっています。潮の満ち引きによって海峡の両側に水位の差が生まれると、水はその差をならすように流れます。

中央付近の速い流れと、浅い所の遅い流れが接する。その速さの違いが、渦のできる大切な条件です。写真の白い輪は、水が動き続ける場所で生まれる模様なのです。

大潮は、月と太陽の並び方で起こる

米国の海洋大気庁NOAAは、満月と新月のころ、太陽・地球・月がほぼ一直線に並ぶため、太陽と月の引力が潮の干満差を大きくすると説明しています。月だけを見ていた潮の話に、太陽も加わります。

ただし、満月ならいつでも目の前に大きな渦がある、という意味ではありません。潮の流れは時刻とともに変わります。今日の満月は、渦潮の見頃時刻を示すものではありません。

海峡の地形と、潮の満ち引き、流れる水の速さ。いくつもの条件が重なって、海の上に渦が現れます。

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