線路の雪は、押し分ける車両と飛ばす車両で除きます。

出来事:降雪期へ向け、ラッセル方式とロータリー方式の使い分けを解説 | 日本の雪国の鉄道
掲載・出典確認:2026年10月26日 | 身近なしくみ

雪景色の名寄本線を進む過去の除雪列車
1973-031973年3月、名寄本線の上興部と一ノ橋の間で撮影された除雪列車。現在のJR東日本の車両や、2026年の除雪作業ではありません。
写真:User:Sakurami1 / Snow removal train.jpg / CC BY-SA 3.0 / 原典。1280px以内のJPEGへ縮小。EXIF、XMP、GPSを除去。色調変更・追加トリミング・文字の焼き込みなし。

雪の積もった線路を走る除雪車にも、雪の動かし方が違うものがあります。前の雪を左右へ押し分けるラッセル方式と、回転する羽根で集めて飛ばすロータリー方式です。雪の少ない降り始めと、山間部で雪が深くなった時では、求められる働きも変わります。国土交通省が取材したJR東日本新潟支社の除雪対策は、この二つの方式を使い分ける様子を紹介しています。冬へ向かう鉄道の準備には、積もる雪の場所や量を見て、どの力で線路を空けるかを選ぶ仕事があります。

前へ進みながら、雪を横へ逃がす

ラッセル方式は、車両の前の装置で雪をかき分け、線路脇へはねのけます。国土交通省の取材記事では、降雪の初期や、平野部で主に活躍すると紹介されています。

ロータリー方式は、前方の回転する羽根で雪を集め、線路脇へ噴き飛ばします。山間部などの豪雪地域で力を発揮する方式です。同じ除雪でも、雪を押すことと、集めて遠くへ移すことは、別の動かし方になります。

線路の脇にたまる雪も、対象になる

富山県の雪害対策資料は、ラッセル車やロータリー車を使う際の目安を示し、線路脇の雪が増えるのを防ぐ作業や、駅と本線の除雪にも触れています。具体的な出動の判断は、路線や管理する会社によって異なります。

雪や氷で線路の分岐器が動かなくなると、列車の遅れにもつながります。走る場所を空けるだけでなく、必要な装置が動く状態を保つことも冬の仕事です。掲載した1973年の除雪列車は過去の姿で、現在の車両の配備や出動状況を伝える写真ではありません。

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