防雪林は、風を弱めて雪のたまり方を変えます。

出来事:冬の吹雪に備える林が、風と飛雪を弱める仕組み | 日本の道路・鉄道を守る防雪林
掲載・出典確認:2026年10月26日 | 身近なしくみ

野辺地駅の線路沿いに並ぶ鉄道防雪林
2010-06-27 15:05:152010年6月27日撮影の野辺地駅の鉄道防雪林。道路の研究現場や2026年冬の積雪を示す写真ではありません。
写真:Ippukucho / NohejiSnowBreakForest.JPG / CC BY 3.0 / 原典。1280px以内のJPEGへ縮小。EXIF、XMP、GPSを除去。色調変更・追加トリミング・文字の焼き込みなし。

線路や道路のそばに並ぶ木々には、冬の風雪を弱めるために育てられた林があります。防雪林です。雪をすべて止める壁ではなく、木の枝や幹が風を弱め、雪のたまる場所を変えることで、交通を支えます。寒地土木研究所は、道路の防雪林を評価する資料で、林の中や周囲に雪をためる働きを説明しています。林野庁も、吹雪を防ぐ保安林の役割を紹介しています。秋の葉や枝の向こうには、冬に風が吹いた時の道を守るための、林としての役目があります。

風が弱まると、飛ぶ雪も変わる

吹雪では、空から降る雪だけでなく、地面の雪が強い風で舞い上がることもあります。防雪林は、枝や幹などが風のエネルギーを弱め、風に運ばれる雪の動きへ働きかけます。

寒地土木研究所の資料は、道路側に吹きだまりを作りにくくし、見通しの悪化を抑えるために、防雪林の状態を評価する考え方を示しています。木が並んでいれば、どんな条件でも同じ効果が得られるわけではありません。

林を残すことも、交通を守る仕事

林野庁は、吹雪の害を防ぐ林を、防雪保安林として紹介しています。雪を林の中やその周りへため、守りたい場所へ風雪が及ぶのを和らげる役割です。道路や鉄道の施設だけでなく、周囲の林も冬の交通の条件に関わります。

掲載したのは青森県の野辺地駅にある鉄道防雪林で、道路の評価試験の現場ではありません。夏には普通の並木のように見える林にも、雪の季節を想定した配置と維持があります。木を育て続けることが、冬の道の見え方にもつながっています。

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