コスモスの一輪は、小さな花の集まりでした。

写真:rumpleteaser from Nagoya, Japan / Center_of_the_Cosmos_(6088082603).jpg / CC BY 2.0 / 原典。1280px以内のJPEGへ縮小。EXIF、XMP、GPSを除去。色調変更・追加トリミング・文字の焼き込みなし。
ピンクの花びらに、黄色い真ん中。見慣れたコスモスを近くで見ると、中心にも小さな星のような形が並んでいます。じつは、いつも一輪だと思って見ている部分は、たくさんの小さな花が集まったものです。まわりの花びらに見える部分も、それぞれがひとつの花に当たります。
大阪の万博記念公園は、10月21日の花情報でコスモスが見ごろと伝えました。遠くからは色の広がりを楽しめる花畑。ひとつに目を近づけると、景色の中にもうひとつ、小さな花の世界が見えてきます。
黄色い真ん中にも、花が並んでいる
岡山理科大学の植物図鑑は、コスモスの中心にある小さな花を「筒状花」と説明しています。花びらが筒のようにつながり、先が開くと星形に見える花です。黄色い粒が詰まっているように見える場所にも、花びらやおしべがあります。
その外側にある、ピンクや白の大きな花びらに見えるものは「舌状花」です。こちらも花の一部が大きく伸びた、小さな花。形の違う花が集まって、ふだん私たちが見ているコスモスの姿になります。
「秋桜」だけれど、キクの仲間
コスモスは「秋桜」とも書きますが、植物の分類ではキク科の仲間です。日本フラワーデザイナー協会の解説でも、舌状花と筒状花の集まりであることが紹介されています。黄色い中心の花は、咲くと小さな星のような形になります。
同じ解説によると、コスモスはメキシコ原産で、日本へは明治時代に渡ってきました。いまでは日本の秋の風景として親しまれる花にも、海を渡ってきた来歴があります。
写真は2008年に撮られたコスモスの接写で、今年の万博記念公園の写真ではありません。真ん中までじっくり見ると、一輪の中にいくつもの花があることが分かります。
元記事・発表
もう一つ、世界の話を。
身近な植物にも、意外なしくみがあります。