江戸切子は、ガラスを削って光の模様をつくります。

出来事:2026年8月4日〜11月8日の江戸東京博物館ガラス工芸展をきっかけに、削りと磨きの工程を解説 | 東京都
掲載・出典確認:2026年10月26日 | 工芸

細かな模様が刻まれた透明な江戸切子のグラス
2024-09-20 20:45:512024年9月に神奈川県で撮影された、販売されている江戸切子の写真です。掲載日の製作現場ではありません。
写真:Nesnad / Edokiriko sold in Kanagawa - Sept 2024.jpeg / CC BY 4.0 / 原典。1280px以内のJPEGへ縮小。EXIF、XMP、GPSを除去。色調変更・追加トリミング・文字の焼き込みなし。

透明なグラスに刻まれた線へ、光が細かく反射します。江戸切子は、ガラスの表面を削り、磨いて模様をつくる工芸です。線を交差させる形や、小さな粒が集まる形には、矢来、魚子、麻の葉などの名前があります。江戸東京博物館は、2026年11月8日までのガラス工芸展に江戸切子を紹介しています。器を見るときは、模様の名前に加えて、溝の面へ目を向けてみる。細い一本の線にも、削る作業と磨く作業が別々に重なっています。その違いをたどります。

まず印をつけ、粗く削る

江戸切子協同組合の工程紹介は、器に縦横の目印をつける「割り出し」から始まります。目安をつくってから、ダイヤモンドの回転工具に水をつけ、ガラスを削って大まかな形を決めます。

次に、より細かなカットを入れ、人工や天然の砥石で切り口を整えます。線を刻むだけでは、作業は終わりません。木の盤やパッドなどに研磨剤をつけ、削った面に光沢を出す工程が続きます。薬品を使って磨く方法もあり、磨き方は一つではありません。

古い器にも、いろいろな意匠

江戸東京博物館が国立国会図書館のレファレンス協同データベースへ登録した展示案内では、江戸切子や薩摩切子の徳利、盃などを紹介しています。日本の文様と西洋の装飾が組み合わされた意匠も、見どころに挙げています。

会期は8月4日から11月8日。これは展示の案内で、掲載写真は別の場所で2024年に撮影された販売中のグラスです。昔の器と現在の器を見比べる入口は、一本の線でも十分です。どこを深く削り、どこを残したか。その組み合わせが、透明な器の見え方を変えています。

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