銀杏の黄色い外側も、種子の一部です。

出来事:10月ごろ成熟するイチョウの種子を、外側・硬い殻・中身の違いで解説 | 日本でも見られるイチョウ
掲載・出典確認:2026年10月26日 | 自然のしくみ

枝から下がる、黄色い外種皮のイチョウの種子
2010-10-032010年10月3日にドイツのカールスルーエで撮影されたイチョウの種子。日本の2026年秋の現地写真ではありません。
写真:H. Zell / Ginkgo biloba 007.jpg / CC BY-SA 3.0 / 原典。1280px以内のJPEGへ縮小。EXIF、XMP、GPSを除去。色調変更・追加トリミング・文字の焼き込みなし。

秋のイチョウの下に落ちる、黄色くてにおいのある「実」。その柔らかい外側も、植物の体のつくりでは種子の一部です。イチョウは、果肉の中に種が入る果物とは違い、種子を包む皮そのものが厚くなっています。森林総合研究所と林野庁の樹木解説は、種子の外側が黄色く熟す時期を10月ごろと紹介しています。銀杏として見慣れた白い硬い部分も、種子の皮の別の層。見慣れた秋の足元の形を、外から中へ、少しずつ分けて見てみます。

柔らかい外側と、硬い中ほど

イチョウには雄木と雌木があり、種子を付けるのは雌木です。春に花を付け、秋に種子が成熟します。黄色く肉厚になるのは外種皮で、独特のにおいがあります。

その内側には、白くて硬い中種皮があります。店などで殻付きの銀杏として見る部分です。森林総合研究所の解説は、この硬い部分に2〜3本の稜があることも紹介しています。柔らかい外側と硬い殻は、別の果肉と種ではなく、同じ種子を包む層です。

食べる部分は、さらに内側にある

食用にするのは、硬い殻を取り除いた内側の部分です。普段「実」とひとまとめに呼ぶものでも、外種皮、中種皮、その内側では、形も性質も違います。

イチョウは裸子植物で、植物学上は果実を作りません。黄色い外側を果肉と考えると、構造を取り違えることになります。においの強い外側から白い殻まで、全部を一つの種子として見ると、秋に落ちているものの輪郭も少し違って見えます。並木道に落ちる種子にも、外と中で異なる形があります。

元記事・発表

この記事の訂正・権利に関するお問い合わせ

もう一つ、世界の話を。

身近な植物にも、意外なしくみがあります。

リクエスト

紹介してほしいニュースや、記事の訂正・お問い合わせをお送りください。内容は公開されません。

返信が必要な場合に入力してください。

送信内容は運営者が確認し、対応のためにCloudflareに保存します。個人情報の取り扱い