ニホンリスは、冬眠せずに冬を越します。

出来事:秋の木の実の貯食と、冬毛への生え替わりを解説 | 日本のニホンリス
掲載・出典確認:2026年10月26日 | 身近なしくみ

耳の先に長い毛があるニホンリス
1995-03-131995年3月13日、八ヶ岳で撮影されたニホンリス。2026年秋の貯食行動を写した写真ではありません。
写真:Alpsdake / Sciurus lis in Yatsugatake 1995-03-13.jpg / CC BY-SA 3.0 / 原典。1280px以内のJPEGへ縮小。EXIF、XMP、GPSを除去。色調変更・追加トリミング・文字の焼き込みなし。

冬へ向かうニホンリスは、木の実を食べるだけでなく、地面などに埋めて蓄えます。冬眠せずに活動を続けるための「貯食」です。秋が深まると毛も生え替わり、夏の赤茶色から、灰色がかった冬の姿へ変わります。上野動物園と箱根町の生きもの図鑑は、食べ物と毛の両方に現れる季節の変化を紹介しています。長く眠って寒い時期をやり過ごす方法とは違う、森の小さな動物の冬支度。木の実の季節には、これから食べる分を隠しておく仕事も続いています。

食べた殻と、隠した実が残る

上野動物園の解説によると、ニホンリスは冬の食べ物を確保するため、木の実や種子などを地面へ埋めます。クルミの殻を歯で一周かじり、二つに割って中身を食べることも紹介されています。

箱根町の図鑑は、地面に隠したオニグルミのすべてが食べられるわけではなく、残ったものが芽生えて育つこともあると説明しています。リスの食べ物を運ぶ行動が、木の種子の移動にもつながります。

耳の先にも、冬の形が現れる

箱根町の紹介では、秋が深まると毛が変わり始め、初雪のころには灰色の冬毛になり、耳の毛も長くなります。上野動物園も、冬毛では耳の先に長い毛が生えると説明しています。

同じ種でも、夏と冬の写真では色や耳の輪郭が違って見えます。冬眠しないリスの一年には、食べ物を隠す行動と、毛の変化が重なっています。枝を走る姿だけでなく、落ちた殻や土に残された実にも、その暮らしの跡があります。

元記事・発表

この記事の訂正・権利に関するお問い合わせ

もう一つ、世界の話を。

生き物が季節を越す方法を、もう少し。

リクエスト

紹介してほしいニュースや、記事の訂正・お問い合わせをお送りください。内容は公開されません。

返信が必要な場合に入力してください。

送信内容は運営者が確認し、対応のためにCloudflareに保存します。個人情報の取り扱い