カマキリの卵は、泡からできた入れ物で冬を越します。

出来事:秋の産卵と、卵鞘の中で冬を越すオオカマキリの生活史 | 日本のオオカマキリなど
掲載・出典確認:2026年10月26日 | 身近なしくみ

枝に付いたオオカマキリの卵鞘
2005-052005年5月に日本で撮影されたオオカマキリの卵鞘。2026年秋の産卵や、内部の卵の状態を示す写真ではありません。
写真:Kropsoq / Mantis egg 2005 Spring 001.jpg / CC BY-SA 3.0 / 原典。1280px以内のJPEGへ縮小。EXIF、XMP、GPSを除去。色調変更・追加トリミング・文字の焼き込みなし。

秋の枝や草の茎に付いた、スポンジのような塊。カマキリが卵を包むために作った「卵鞘」です。産卵の時に出した泡状の物質が固まり、中の卵を寒さや乾燥などから守ります。国立科学博物館の自然教育園は、この秋の産卵を紹介しています。国土交通省のオオカマキリの解説も、秋に枝や茎へ卵の塊を産み、卵で冬を越す一年を示しています。大きな成虫を見かけなくなる季節にも、次の春へつながる小さな命は、木や草に残された入れ物の中にあります。

成虫が活動する秋に、卵を残す

国土交通省弥栄ダムの生きもの解説では、オオカマキリの成虫が見られる時期は9月から11月です。雌は木の枝や草の茎に、泡状の物質で包んだ卵の塊を産み付けます。

自然教育園の紹介も、泡を固めた卵鞘を取り上げています。卵を裸のまま枝へ置くのではなく、周りを包む構造を一緒に作る産卵です。

形の残った塊が、冬の居場所になる

オオカマキリは卵の状態で冬を越します。秋に見た大きな成虫が、そのまま同じ姿で冬の枝に残るわけではありません。産卵後に残る卵鞘が、次の世代を春へ渡します。

カマキリの種類によって、卵鞘の形や付ける場所は異なります。掲載した日本撮影の写真はオオカマキリの卵鞘で、他の種の卵の数を当てはめてはいません。草が枯れ、葉が落ちる時期にも、枝や茎は生きものの居場所であり続けます。秋の小さな塊を知ると、冬の草木の見え方も少し変わります。

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もう一つ、世界の話を。

小さな生き物たちの、秋から冬への準備です。

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