三州瓦は、粘土を整え、乾かしてから焼く。

写真:Asturio Cantabrio / Hekinan City Library Chubu branch ridge-end tile ac.jpg / CC BY-SA 4.0 / 原典。1280px以内のJPEGへ縮小。EXIF、XMP、GPSを除去。色調変更・追加トリミング・文字の焼き込みなし。
屋根の瓦は、最初から固い板ではありません。西三河で作られる三州瓦は、粘土を配合して練り、形をつくり、乾燥させ、焼成して屋根材になります。焼く前に形を整えるから、平らな屋根材から立体的な鬼瓦まで、違う姿をつくれます。2026年10月10日、三州瓦工業協同組合は翌年の干支瓦を公式ショップに追加しました。屋根へ上がる一枚と飾る一枚は用途が違っても、土を形にして焼く仕事から生まれます。乾かす時間も、大切な工程の一つです。
水分を残したまま、焼かない
愛知県は三州瓦の工程を、粘土採掘、土練、成形、乾燥、施釉、焼成、選別と紹介しています。成形した粘土は、いきなり完成品になるわけではありません。乾燥と焼成を経て、最後に選別します。県は、焼き締める温度を約1150度と紹介しています。形を整える作業のあとにも、待つ時間があります。
愛知県によると、西三河には瓦に向く粘土があり、配合粘土や釉薬、窯業機械などの関連産業も集まりました。一枚の瓦の周りには、材料を用意する仕事と、窯で焼く仕事もあります。
屋根瓦と干支瓦
三州瓦工業協同組合は屋根瓦だけでなく、鬼瓦、置物、干支瓦を紹介しています。2026年秋の干支瓦追加も、粘土を焼く技術が屋根以外の形にも使われる一例です。今回の掲載写真は、1850年につくられた鬼瓦を2018年に撮影したものです。今年の干支瓦ではありません。屋根材と、屋根を飾る立体的な形。その両方が、材料となる土を整えて焼く仕事から続いています。
元記事・発表
もう一つ、世界の話を。
土が器や道具に変わるまでを、もう一つ。