ミカンは、貯蔵の前にも状態を整えます。

出来事:秋冬の収穫後、予措してから貯蔵へ渡す工程を解説 | 日本の温州ミカンの産地
掲載・出典確認:2026年10月26日 | 身近なしくみ

広島県で枝に実った温州ミカン
2006-12-16 11:452006年12月16日、広島県で撮影された温州ミカン。予措の作業中や2026年の実証果実を写したものではありません。
写真:nAok0 / Citrus unshiu (324791424).jpg / CC BY-SA 2.0 / 原典。1280px以内のJPEGへ縮小。EXIF、XMP、GPSを除去。色調変更・追加トリミング・文字の焼き込みなし。

収穫したミカンは、すぐ箱に入れて長く置くだけではありません。貯蔵する前に果実の状態を整える「予措」という工程があります。収穫した直後の果実をそのまま貯蔵すると、庫内が高温多湿になり、品質を保ちにくくなる場合があるためです。農林水産省の技術資料と農研機構の実証資料には、収穫、予措、貯蔵を分けて管理する考え方が紹介されています。秋冬の食卓へ届くミカンには、枝から離れた後にも、湿り方や温度を見ながら次の工程へ渡す時間があります。

同じ木の実も、一斉に熟すわけではない

農林水産省のかんきつ技術資料は、同じ木でも、実が付いた場所の日当たりや花の咲いた時期などによって、熟す時期が違うと説明しています。実の状態を見て、適した時期に収穫することが出発点です。

収穫が済んだことと、そのまま貯蔵に適した状態になったことは、同じではありません。水分や温度などを管理する工程が、収穫と貯蔵の間にあります。

温度と湿度を、工程として管理する

農研機構のスマート農業実証には、温度と湿度を制御し、予措から貯蔵までを管理する取り組みが示されています。収穫直後の果実を直接貯蔵すると、高温多湿になり、果実の水分や果汁の消耗、皮と中身の間が浮く浮皮などが問題になることがあります。

予措の条件は、品種やどのように貯蔵するかで変わります。全国のミカンを同じ温度、同じ日数で扱うという意味ではありません。木の上で育った実を、その後の時間に合わせて整える仕事が、貯蔵の前にも設けられています。

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もう一つ、世界の話を。

収穫の後にも続く、食べ物の手入れです。

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