ハクチョウの到着は、一度では終わりません。

出来事:秋の渡りから冬の滞在へ進む時期を、追跡と過去15年の個体数調査で解説 | 宮城県など日本のハクチョウ越冬地
掲載・出典確認:2026年10月26日 | 身近なしくみ

木曽川の水面に集まるコハクチョウの群れ
2019-01-13 13:41:302019年1月13日、木曽川で撮影されたコハクチョウ。宮城県の調査や2026年の飛来を写したものではありません。
写真:Alpsdake / Cygnus columbianus bewickii (flocks s3).jpg / CC BY-SA 4.0 / 原典。1280px以内のJPEGへ縮小。EXIF、XMP、GPSを除去。色調変更・追加トリミング・文字の焼き込みなし。

秋にハクチョウの初飛来が伝えられても、その冬に過ごす鳥がすべて到着したわけではありません。宮城県の過去15年を調べた研究では、11月から1月にかけてハクチョウ類の数が増え、春へ向かう3月には再び減りました。秋の渡りは、一度きりの到着ではなく、時間をかけて進む移動です。環境省の衛星追跡は、一羽ずつの経路を記録し、越冬地での調査は、地域の数の変化を記録します。秋から冬へ向かう水辺の景色は、その両方の記録から見えてきます。

一羽の道と、地域全体の数を調べる

環境省は、日本で冬を過ごす鳥に送信機を付け、繁殖地へ向かう北上と、越冬地へ戻る南下の経路を調べてきました。足環だけでは断片的だった移動の記録を、離れた場所へつないで追う方法です。

一方、伊豆沼・内沼環境保全財団の研究報告は、宮城県の2000年度から2014年度までの15年分、年三回の個体数調査を分析しました。見ている単位は、一羽の経路とは異なります。

雪の多さと、渡りの進み方を比べる

研究での平均個体数は、11月の約3,870羽から1月の約13,057羽へ増え、3月は約3,230羽でした。これは過去の調査の平均で、2026年の飛来数ではありません。

同研究では、12月に雪が多い年ほど、秋の渡りが早く進む関係が解析されました。季節の進み方と鳥の移動を、複数年の記録から比べた結果です。初めの一羽が来た日と、その後に多くが滞在する時期を分けて見ると、秋の水辺は到着の後も変わり続けています。

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鳥たちの移動と、それを支える場所の話。

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