飛べないオウム、カカポが325羽に。90羽の若鳥が加わりました

写真:Chris Birmingham / Department of Conservation / Kakapo Sirocco 1.jpg / CC BY 2.0 / 原典。Wikimedia Commons配信画像を幅1280px以内のJPEGへ再保存し、EXIF・XMP・GPS等を除去。追加のトリミング・色調変更・文字の焼き込みなし。
羽はあるのに飛べない。丸い顔のカカポは、ニュージーランドの島々に暮らすオウムです。その公式な個体数が、2026年9月1日に325羽になりました。今年の繁殖期に育った90羽が、新たに数へ加わったのです。生まれた直後ではなく、最も若い個体が生後150日を迎えるまで待っての発表でした。1995年、保全計画が始まったときは51羽。まだ絶滅の危険が高い鳥ですが、長く続けてきた世話と観察が、次の世代へつながっています。
生後150日を待って、仲間入り
ニュージーランド自然保護局は、巣立ち、自立できるほど育った若鳥を公式な数に加えます。今回の90羽は一繁殖期として過去最多。前の繁殖期からは4年が空いていました。
鳥たちは小さな発信機を背負い、居場所や活動を見守られています。ただ、世話を増やすことだけが目標ではありません。2026年は巣の遠隔監視などを使い、卵やひなを直接確かめる回数を減らす方法も試されました。
飛べなくても、木には登れます
大きな体をしたカカポですが、くちばしと丈夫な爪で木へ登り、餌を食べます。オークランド大学が紹介した研究では、2019年に集めたひなの試料を調べ、腸内の細菌や補助の餌との関係も確かめています。こちらは2022年発表の研究で、今回の増加を直接説明するものではありません。
一羽ずつをよく知り、必要なときに手を貸す。その先にあるのは、人の手を少しずつ減らしても、この鳥たちが暮らしていける場所です。
元記事・発表
もう一つ、世界の話を。
生き物の次の世代を支える仕事を、もう少し。